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キリストのヨーガ前編 第3章  続き


「人が恐怖(おそれ)を抱くのは悟りができていないためである。従って彼等は案内者を必要とし、信条を必要とする。その為に一層対立の擒になる。対立するから又恐れる。そこで又自分の恐れを映しだして見せる何らかの理想が欲しくなる。然るに元々悟っていないのであるからそれは只自分の恐れを蔽い隠すだけである。

自分の恐怖の正体を見抜いてしまえば、恐怖から解脱し、対立、矛盾は消えるのである。君の理想や恐怖は君の心の中で造られたものだ。心の中で造りあげられたものは実在ではない。従って君の理想といいもろもろの恐怖といいいずれも真理に基礎をおくものではない。真理は心の中で造り上げられるものではない。

真理は過現末を通じて既に今此処にあるのである。人が造り上げるのではない。造り上げられたものは真理ではないのだ!他の人々や、もろもろの観念・思想・考え方や物事に対する自分の関係をよく見極めると迷妄(まよい)が分かってくるものである。もし対立があれば、恐れがあれば、渇望、偏見、矛盾があるならば、そこにはいかなる調和関係もありえないのである。

「心が対立の中にあって、咎(とが)め、対抗し、けなしている限り、相互の理解も、相互の調和関係もあり得ない。理解しようと望むのであれば、けなしてはならぬ事は明らかである。迷妄が分かってしまえば今云ったことも又分かり、もはや自分が迷妄の一部となることはない。その時真理が開顕する。

何故ならば、真理は常に実在(あ)るからである。それは実在であり、久遠であり、常在であり、瞬間より瞬間を通じて決して変ることはない。ひとつの考え方から別の考え方へと変るのは人の心だけである。信仰とは何であるか、思想・考えとは何であるか、その正体が解ると心が心自身を解放する。その解放・自由の中にこそ真実なるものがあるのである。

けなすことにより、咎めることにより、避けることにより、鵜呑みにすることにより、抵抗することによって心は鈍(にぶ)ってしまうものである。これを知ることは大変大切なことである。一切の自己限定から解脱したところにのみ自由はあり、この自由の中にこそ平安があり、平安の中にこそ愛がある。

もし自分が好き嫌いでみたされておるのならば、それは自分自身の自己限定を投映しているだけである。」全くその通りである――暫くの間私は感に堪えぬ思いであった。確かに他人は鏡であり、その中に吾々は実は吾々自身の姿を映しだして見ているのが実情だからである。「君はチベットを旅するにつれて、いわゆる愉快なことも不愉快なことも若干見るようになるであろう。

しかしもし君が不愉快なものによって心が平静を失うならば君はそれに抵抗しているわけで、もはや自由ではない。愛があれば事実を観ても反撥することはない。しかし君にはこの愛の能力のあることは分かっている。そうでなければ我が子よ、君がここにくる筈はなかろう。

「言葉、即ちマントラをくり返す人もいるが、そういう事で心情(こころ)が満たされるものではない。むしろその反対に折角有ったものまで空にしてしまう。心情(ハート)は、心が勝手にさまざまな偽造をしない時だけ満たされ得るのである。心が相反するもの、いろいろな観念(かんがえ)・思想や偏見に把われなくなって始めて心情は愛によって活き活きとするのである。

「その時始めて人は、相手の手を握った時のあの温かさ、豊かさがどういうことであるかを知る。愛は久遠にして完全なるが故に、抵抗を知らず、対立を知らず、又恐れることもない。何となれば君は久遠の愛に満たされてあり、神は愛であり、神のみが在(いま)すからである。神を隠蔽しているのは、心が勝手に造り上げたものにすぎない。

吾が子よ、今やこれまでの迷妄(まよい)が君から脱落していくのが私には分る。イザヤ書六五章一七節はこう曰(い)っている。『見よ、吾新しき諸天と新しき地ひとつとを造る。前のものは覚えられることなく又心に入ることもなかるべし』と。」この最後の言葉とともに師は目を開けた。




本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
平安と愛と善意のご挨拶を、祝福された方々に送らせていただきます。
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きいたかぽん

Author:きいたかぽん
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某国立大電気工学科卒
制御装置、コンピュータ関連装置の開発経験を経て
独立

自身の ”がん”の手術直前に ”がん”が消えていた体験から
死と直面し、
死ぬときに残るのは”愛”だけと気づき、新しい生き方を探すようになる。

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